2011年4月12日火曜日

米インテル、タブレット向けプロセッサ「Atom Z670」を発表 WindowsのほかAndroidにも対応

半導体世界最大手の米インテルは11日、タブレット向けに開発したプロセッサ「Atom Z670」の出荷を始めたと発表しました。

「Atom Z670」は従来より6割小型化したほか、消費電力も低減。1回の充電で多機能端末を1日利用できるとしています。

1080pのビデオデコードやHDMI出力のほか、音楽を無線で伝送するIntel Wireless Musicという新機能を搭載。OSは、Windowsのほか、Android、MeeGoにも対応するとのこと。

富士通や中国のレノボ・グループなどが5月以降に35機種以上の対応製品を発売するとしています。

米調査会社のガートナーが11日に発表した予測によると、2011年のタブレットの世界市場は前年比約4倍の6978万台に急拡大する見通しが報じられています。

タブレットでは最大手の米アップルが「iPad」シリーズにアームの技術を基に独自開発したプロセッサを採用しているなどアーム陣営の製品が事実上独占しています。

インテルはタブレット用OSで今後シェアを拡大するガートナーが予測するAndroidに対応したプロセッサを投入することでタブレットやスマートフォン市場を開拓する戦略です。

XOOMなど魅力的な製品が発売されてますが、もう少し買いを待ってみようかと思う発表でした。